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宏騰グループのオフィス

HONG TENG

宏騰グループのオフィス    台中市

剛と柔を兼ね備えた企業オフィスのデザイン美学

​このオフィスは、単なる仕事場ではなく、ライフスタイルの美学と個性を表現する空間でもあります。オーナーはフィギュアやアートの収集が趣味で、デザインの細部に対して鋭い審美眼をお持ちです。オーナーの美的感覚に呼応するために、空間のメイン素材として石材と金属を採用し、剛と柔、冷たさと温かさの絶妙なバランスを実現しました。

石材は硬質でありながら、組み合わせを誤ると重々しく冷たい印象を与えかねません。そこで私たちは金属の要素を取り入れ、控えめなラグジュアリー感を演出しつつ、テクノロジー感と若々しいエネルギーを空間に加えました。このような素材の組み合わせは、空間全体のグレードを引き上げるだけでなく、オーナーのコレクションと空間との間に視覚的な対話と調和をもたらします。

エントランスの印象壁:控えめながらも存在感

企業のエントランスには、大判のタイルで象徴的な壁面を構成しました。石材の自然な模様と光の演出により、現代的でテクノロジー感のある第一印象を与えます。空間にさらなる奥行きをもたらすため、壁と天井にはアート塗料を施し、異素材の組み合わせと柔らかな照明効果で、落ち着きと安定感のある雰囲気を創出し、企業の信頼性をさりげなく伝えます。

オフィススペース:デザインとコレクションの共存

エントランスのデザインテイストを引き継ぎ、石材の模様がオフィス全体に貫かれています。金属の質感と重ねることで、理性と感性の間を行き来できる柔軟な空間を構築しました。オーナーのコレクションを引き立てるため、特注の展示台と収納棚を設置し、照明で一つひとつの作品の輪郭とストーリーを描き出しています。展示は単なる陳列ではなく、空間に命を吹き込み、豊かな表情を加える演出なのです。

会長室:静けさの中に宿る威厳

会長室は「落ち着き」を主軸に、全体を木材ベースで構成しました。天井や壁は木格子を用いて視覚的な層を作り出し、繊細なラインで空間に品格を加えています。メインウォールには日本製のアートタイルを使用し、手作業ならではの質感と自然な模様で、シンプルながら深みのある空間を演出しています。

座席の背後には、空間のハイライトである大理石のアクセントウォールを配置しました。透過性のある石材を選び、照明と組み合わせることで、自然な石模様が浮かび上がります。この石材は非常に脆いため、通常の施工方法では設置が困難でしたが、特別な構造とライティング技術を採用し、幾度もの調整を経て、柔らかくも豊かな表情を持つ印象的な仕上がりとなりました。

剛と柔のバランスを追求したオフィスデザインの言語

このオフィスは、日々の業務の場であると同時に、企業文化と個人のスタイルを体現するプラットフォームでもあります。エントランスの印象壁から開放的なワークスペース、そして緻密に設計された会長室に至るまで、空間の細部と素材の美しさに対するこだわりが随所に表れています。

石材の重厚感、金属のシャープさ、木材の温かみ、そして光と影の柔らかさの間で、私たちは「剛と柔」を融合させる空間言語を見出しました。企業オフィスは、働くだけの場所ではなく、使用者のライフスタイルに寄り添う理想の空間として存在しています。

攝影 / Positive photography正面攝影

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